新たな750日目

ガルボとTVを観てたんだけど、面白いのがちっともない。退屈だから何か別のことでもと考えていたら、ガルボが聞いてきた。「ねえ、笑点で大喜利やってるでしょう。あれで司会の歌丸さんがザブトン1枚とか2枚とか、面白いこと云ったひとにあげるじゃない。あれって10枚になると、賞品が出るんでしょう?」「なんでも『もの凄い豪華賞品』が貰えるってことだよ…
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新たな749日目

「あんた、玄関の警備してたって云って、ご主人からお小遣い貰ったでしょう?」「いいや」「嘘よ。わたしも一緒にしたのに、何であんただけが貰うのよ。わたしも一緒にしたってちゃんと云った?」「云ったけど・・」「だったら、わたしの分もあるはずでしょう?」「知らん」「もしかしたら、わたしの分まで財布に入れたんじゃないの?」「そんなことはせん」「だっ…
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新たな748日目

さしずめ、ここをキャピュレット家の庭園としよう。風が吹いてくる。ガルボは、月が出てないので、お日さまに向かってひとり話しかける。「おお、ジェイク、ジェイク。どうしてあなたはジェイクさまなの?さっき、わたしに語りかけた優しいお言葉、あの愛の台詞が本当なら、手でもない、足でもない、顔でもない、犬のからだのなかのどの部分でもない、だから別のお…
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新たな747日目

お気に入りのセーターとお日様のお陰でポカポカ。とってもいい気持。ひとりだと、間違いなく心地いい眠りが押し寄せてくるのでしょうけれど、残念なことにこうはならないの。なぜって、分かるでしょう。ジェイクはさっきまで大鼾かいて寝てたもんだから、もうお昼寝は満タン。わたしを寝させまいと耳元に話しかけてくるの。こういうときって、気持が穏やかなときは…
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新たな746日目

大村彦次郎著「万太郎 松太郎 正太郎---東京生まれの文人たち」と云う本を読んだ。「文人」というと、漢籍や古典の素養がある明治の教養人を思い浮かべてしまう。「文士」は大正から昭和にかけての職業作家。筆一本で生きるのを基本にしている。「三文文士」。社会的に広く認知されていない時代に苦労して生きたので奇人変人が多い(ように思う)。「作家」は…
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新たな745日目

新潮社が1月15日より期間限定で、作家が読者の質問に答える「村上さんのところ」と云うティザーサイトを公開している。村上さんとは云わずと知れた村上春樹だ。以前にも、「村上朝日堂」、「海辺のカフカ公式サイト」、「村上モトクラシ」という同様の企画があったので、今回が4回目ということになる。この企画で、2週間ほど質問メールを受け付けたところ3万…
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新たな744日目

快晴っ。実に爽快っ。気持も晴れ晴れっ、何かいいことが起こりそうな予感。この「ハレ」と「ケ」は民俗学者の柳田國男によると、時間論を伴う日本人の伝統的な世界観のひとつだそうだ。う~ん。この時点で頭の中が曇り始めたので、これは中止っ。もったいないようないい天気っ。なぜ、もったいないかというと、そう、明日は東京マラソンっ。曇り、一時雨の予報。こ…
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新たな743日目

「ねえ、ジェイク、あんた自分の舌で鼻の頭舐められる?」「こうかい?」「あら、ギリギリ届くらいだわね。意外とやるじゃない。わたしのほうが長いと思ってたんだけど」「同じくらいだよ。それで思い出したけど、世界一品の長い人ってどのくらいあるか知ってる?」「犬じゃないの?」「ギネスの記録に犬の舌は載ってないんだよな」「そりゃそうね。じゃあ、10c…
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新たな742日目

「おい、ガルボ」「はぁ~ん?」「聞いてるのか?」「モチよ」「今月の16日からウエストミンスター・ケンネル・クラブ・ドッグショーがあってたの、知ってただろ」「何?ウエストミンスターってイギリスの?」「違う、ニューヨークのドッグショーだよ。決まってるだろ」「ふん、何よ、何回か行ったくらいで偉そうに。それがどうかしたの?」「今年で139回を数…
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新たな741日目

こないだ撮った拗ねたガルボの写真をご記憶だろう。「あんな写真、皆に見せちゃって」とガルボはえらくオカンムリなのだ。話し掛けても、「あらそう」とか、「それが?」とか、簡単に無表情で返してくるだけだから、会話が全く続かない。ぼくが、本人が思ってるほど変な写真じゃないといくら説明しても、「だから?」と全く聞く耳を持たない。それで、ご主人に相談…
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新たな740日目

朝からどんより曇っていて、一時雨か雪、なんて予報を聞くと、さあ出掛けましょうという気分にはどうしてもならない。おまけに明日も似たような天候と知ると、よっぽど大切な用事でもない限りは、家で本を読んだり、レコードを聴いていたほうが、余程有意義な時間を過ごせる。さっきまでは、1月21日に死去されたと知ってから、改めて開いた陳舜臣の大作「小説十…
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新たな739日目

誰の仕業か知らないけれど、後ろの壁に大きな木が描かれていた。なかなかいい感じだったので、その前で写真を撮って欲しいと家人にせがんだ。「ガルボも一緒に写ろうよ」と誘うと、「いやよ、メイクしてないんだもの」と云ってなかなか来ない。ぼくは、メイクしてようがしてまいがガルボはガルボと思っているから一緒に写りたいのに、ガルボにしてみれば迷惑なお誘…
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新たな738日目

「昨日はチョコありがとう」「いえいえどういたしまして」「ご主人、沢山もらったみたいで随分ゴキゲンだったよね?」「そうそう、チョコもだけど、ワインとかウイスキーとか色々もらったみたいよ。でもそれのお陰で、皆でお食事に行こうって云ってくれたのだから、嬉しいじゃない」「そうだね。ぼくたちにオシャレするんだぞ、なんて云ったりしてさ」「そうね。で…
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新たな737日目

もう、勘弁してよ。いくらバレンタインデーだからって、こう次から次にプレゼントを渡された日にゃあ、うんざりしちまうよ。そりゃあ、オレも男だ。朝の突端は、貰えないより貰えるのが嬉しいに決まってらあね。ありがとよ、ありがとよ、と云いながら受け取っていたさ。でもそれもだんだん面倒臭くなってきちまって、はい、はい、と事務的に返事するようになってき…
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新たな736日目

だって女の子ですもの、寂しくって心細い夜だって、たまにはあるわ。たとえば、ねじめ正一の「荒地の恋」を読んだあと。主人公は荒地派の詩人・北村太郎。50代半ばにさしかかり定年も間近。それがこともあろうに中学以来の親友・詩人の田村隆一の妻・明子と恋に落ち、家を出て貧窮の同棲生活を始めるの。彼らの地獄はこのときから始まったのよ。こういう話は、こ…
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新たな735日目

人間というものは、おかしなことを思い付くものだ。こないだ、ぼくたちが、世の中が明るくなるかもしれないとお日様に向かって変顔していたのを、横で見ていたのかも知れない。突然「あっち向いてホイ」を知っているかと聞いてきた。そりゃあ、家人は祇園で遊んでいたから、お座敷で何度もやっただろうけれど、その程度なら別に祇園に行かなくたって、誰でもすぐで…
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新たな734日目

気温が氷点下近くの早朝、屋外での作業は辛い。男は幾何学模様が編み込まれたセーターを着て、先日山から切り出してきた木から適当な枝を見定めて、付け根から切り離す。この枝の皮を剥ぎ、直径5cmくらいに整えてから、ディンギーのメンスル用のブームを作る。今ではこんなことをするヨット乗りはいなくなってしまったが、それでも彼がこの作業を続けているのは…
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新たな733日目

寒い、寒いとばかり云ってはいられないわ。この寒風をものともせず、一昨日はラグビー日本選手権1回戦で、帝京大学が日本最高峰のトップリーグのNECを31ー25で降したのよ。学生のトップリーグ勢撃破は2005年の早稲田大学以来9季振りだから、どれだけ凄いかお判りよね。まさに快挙だわ。15日の準々決勝は東海大学を59ー12で撥ね除けた東芝が対戦…
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新たな732日目

「あんた、さっきから何やってるのさ?魚の骨でも喉に引っ掛かったのかい?」「あ~っ、あ~っ」「そうあ~っあ~っばっかりやられると、五月蝿くってしょうがないわよ。どしたのさ?」「分かんねえのか?発声の練習よ」「何だって?発声?」「そうよ、発声よ」「アギーレさんが解任になったからって、そんな急にサムライブルーの応援団に入ったりする?」「まさか…
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新たな731日目

ここ、いいでしょう?別に雷が怖くて、ここに潜り込んだのじゃないわよ。もちろん、ジェイクの暴力から逃れるためでもないの。あっ、誤解されるといけないから、ちゃんと云っておくけど、家はDVなんてないからね。それで、なんでここにいるのかと云うと、雨宿りの練習。今日は、お昼くらいから小雨がパラツキそうって聞いたから、今のうちに、さっと逃げ込めるよ…
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