新たな822日目
ガルボのヤツ、誰と話しているんだろう?別に盗み聞きしてる訳じゃないけど、あんな大きな声で話せば、聞きたくなくても聞こえてくる。あの話振りだと相手は近所のジェシカだな。どうやら母の日の相談らしい。
「あなた、プレゼント何にした?」「わたしはいつも通り、カーネーションの花束。ガルボは?」「わたし、今日なんだけど、まだどうしようかなって、迷ってるの。わたしもジェシカと同じで、いつも花束だったんだけど、去年、みんながダブってしまって花束だらけになっちゃったのよ」「いいんじゃない?それも」「まあ、そうだけど、だけどさ、男のひとってめちゃ豪華な花束にしちゃうでしょう。まるで求婚でもするような」「それは云えるよね。第一家計なんて全然考えてないんだもんね」「そうそう。それにさ、生けたり、お水変えたりするのは全部わたしでしょう。そうするたびに、わたしのが貧相に見えちゃってさ」「まあ、気持の問題だから、お母さまはそんなこと思ってらっしゃらないでしょうけど。でも、分かるわ、その気持」「それでね、ことしは日傘あげようかなって」「あら、花束から日傘?!随分飛躍するわね」「実は、わたしもちょっと欲しくって。物色するときに一緒にいいのを探せるかなと思ってさ」「そうなの。だったらいいんじゃない。わたしも探すの付き合ってあげるから、そうなさいよ」「それで、いいのかなぁ?」「いいに決まってるじゃない。お母さま、きっとお喜びになるわよ。わたしも、気に入ったのがあったら、そうしようっかなぁ」「えっ、本当!それなら、もう安心だわ。超特急で行って、ついでに、お昼も食べましょうよ」「それなら、わたし、いい店知ってるんだ。1度行きたいと思ってたイタメシ屋さん」「日傘を買ってオー・ソレ・ミオなんてピッタリ。晴れた日には、わたしの太陽が日傘を大活躍させてくれそうね」
なるほど、なるほど。それならば、今年は「わたしの太陽」の手を煩わさないように、カーネーションの鉢植えにするとするか。とにかく、ぼくも急いで買いに行かなくちゃあ。
「あなた、プレゼント何にした?」「わたしはいつも通り、カーネーションの花束。ガルボは?」「わたし、今日なんだけど、まだどうしようかなって、迷ってるの。わたしもジェシカと同じで、いつも花束だったんだけど、去年、みんながダブってしまって花束だらけになっちゃったのよ」「いいんじゃない?それも」「まあ、そうだけど、だけどさ、男のひとってめちゃ豪華な花束にしちゃうでしょう。まるで求婚でもするような」「それは云えるよね。第一家計なんて全然考えてないんだもんね」「そうそう。それにさ、生けたり、お水変えたりするのは全部わたしでしょう。そうするたびに、わたしのが貧相に見えちゃってさ」「まあ、気持の問題だから、お母さまはそんなこと思ってらっしゃらないでしょうけど。でも、分かるわ、その気持」「それでね、ことしは日傘あげようかなって」「あら、花束から日傘?!随分飛躍するわね」「実は、わたしもちょっと欲しくって。物色するときに一緒にいいのを探せるかなと思ってさ」「そうなの。だったらいいんじゃない。わたしも探すの付き合ってあげるから、そうなさいよ」「それで、いいのかなぁ?」「いいに決まってるじゃない。お母さま、きっとお喜びになるわよ。わたしも、気に入ったのがあったら、そうしようっかなぁ」「えっ、本当!それなら、もう安心だわ。超特急で行って、ついでに、お昼も食べましょうよ」「それなら、わたし、いい店知ってるんだ。1度行きたいと思ってたイタメシ屋さん」「日傘を買ってオー・ソレ・ミオなんてピッタリ。晴れた日には、わたしの太陽が日傘を大活躍させてくれそうね」
なるほど、なるほど。それならば、今年は「わたしの太陽」の手を煩わさないように、カーネーションの鉢植えにするとするか。とにかく、ぼくも急いで買いに行かなくちゃあ。
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