新たな774日目

見返り美人なら絵になるが、見返りブル公ならコミックにしかならない。菱川師宣のその肉筆画では、歩みの途中でふと足を止めて振り返った印象的な姿は、「菱川様の吾妻俤」と謳われたそうだ。意外にも、何とモーニング娘がが歌う見返り美人もある。こちらは皆の憧れ、言葉使いや立ち振る舞いを教えてくれた粋な先輩へ向けて「♫この世は浮世絵 夢か幻 凛とたたずむ 先輩でした 背中で さよなら見返り美人」とその去りゆく姿を惜しむ。そういえば、中島みゆきの歌にも同じタイトルのついた歌がある。もっとも、これはいつか美人になって相手を見返してやろうという見返し美人の歌なのだ。「♬一晩泣いたら女は美人 生まれ変わって薄情美人 通る他人にしなだれついて 鏡に映るあいつを見るの」と歌う。こんな話をしたのは、ガルボがぼくを呼び止めたので「一体何の用だい?」と振り返ったことに端を発する。用件は何も云わずに「やだ、見返り美人みたい~ぃ」なんて男のぼくをつかまえて、茶化して笑い転げたのだ。それもうんざりするほどしつこく。もう直ぐ始まる照ノ富士、豪栄道の取り組みを見ようと急いでいたので、無視してとりあえず去ってしまったが、あとで腹立たしくなってきた。せっかく照ノ富士が勝ったのに、白鵬までもが勝ってしまい、期待した優勝決定戦がお流れになってしまったことも拍車を掛けた。ぼくは中島みゆきみたいな気持になって、ガルボをお仕置き美人にしてしまおうと、今、炎を燃やしているのだ。これからは、用もないのに呼び止めるときには、それなりの覚悟をしておきな。

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