新たな718日目

この季節、エアコンの効いた部屋で、なおかつコタツに入っていると、ただでさえ乾燥しているものだから、無性に喉が乾く。自分のケージに設置してある給水器だと、ペロペロやってもチョロチョロとしか出てこないので、一気に喉を潤すことができない。ゴクゴクとラッパ飲みするように飲みたくなる。それなら、バケツに限る。ぼくとガルボは喧嘩もする。ときには噛み付いたり、罵りあったりもする。だからと云って、仲が悪い訳ではない。ベトベトして煩わしと思ったりするときもあるが、姿が見えなくなると、急に寂しくなる。口には出さないが、ガルボを探している自分がいることがはっきりと分かる。だからこそ、命の水を飲むときだって、一緒だ。バケツは1つだから、片方を押し退けて独占しょうと思えばできなくもないが、そんなことは決してしない。一緒に飲んだ水のほうが、格別に美味しいことを知っているからだ。それと同じように、命は誰のものでもない。地球に生きているすべての生き物のものだ。それを理不尽に断つことなんてしていいい訳がない。そんなことを公然として、自らの正義を声高に叫んでも、世界は靡かない。こころは誰のものなのだろう。それを、自由に動かそうとすることは、自らのこころを消滅に追い込むだけだ。皆何を求めて生きているのだ。幸せの手前で、なぜ足踏みばかりさせられる。もっとみんなで、この水を一緒に飲んでみようと思わないのだろうか。ぼくは、こんな日常に、世界の不条理を感じる。

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