新たな752日目 3月です
春の力は凄い。ぼくたちが散々咬み千切った沈丁花の枝を蘇らせ、もっと驚くことには、花を咲かせてくれる。新たに与えられた命を目の当たりにすると、ぼくは勇気が湧いてくる。フゥ~ッと息を思い切り吐き出して、今日開いたばかりの花の呼気を一気に吸い込むと、鼻腔に沈香に似た香りが拡がる。ささくれ立った心も、これなら魔法の掌のように、優しく撫でで鎮めてくれるのではないか知らん。いい気分だ。ぼくは何度も吸い込む。春の力を味方にして、今しかない香りを思いっきり楽しむ。いや、楽しんでいたのだが、春の力が育んだ小さな命の源までも、どうやら吸い込んでしまったようだ。突然襲い掛かってきたクシャミ。これは拙い。きっと隣の庭のスギ花粉だ。こうなったら、もう止まらない。機関銃のように絶え間なく飛び出す、クシャミ。いかん、涙も流れ始めた。目が痒い。ああ、ぼくとしたことが、うっかりしていた。去年もさんざんな目にあったので、春の始まりには庭に出るのを控えようと心に誓っていたはずなのに。悔しい、ダフネの魅力に理性を失ってしまったのだ。ぼくはアポローンのように求愛してみたものの、その挙げ句、天使の囁きのような香りの誘惑にまんまとやられてしまった。ハックショ~ン、ヘェックショ~ンという悲嘆な叫びは、ダフネが月桂樹に変わるまで続くのだろうか。これも春の力のせいなのだ。妖艶な春は、戒めも伝えているのかも知れない。
この記事へのコメント
ん~十分お気をつけください。
沈丁花は、すでに鑑賞には耐えれなくなってしまいましたが、香りは庭の隅まで漂ってきます。
今日から三月ですね。
もうすぐ春ですね~。
花粉症ですか。
大丈夫ですか。
突然襲ってきますからね。忌まわしいクシャミは。
これも春なのですよ。
こちらは早咲きの桜が蕾を開き始めました
私も涙がボロボロ出ます
桜三月 花粉の季節
お大事に
庭に咲く花に、季節の移ろいを教えてもらっているようですよね。
今年は花粉の量が多いらしいから僕は早々に病院へ行って
花粉症の薬一式を2月から服用してるんだ(^^ゞ
それでも春は、心が踊るんだよねぇ~♪♪♪
備えあれば、憂いなしを実践してらっしゃる。
これが春の正しい待ち方ですね。
ジェイクくんは、マスクをするわけにもいかないし、辛いでしょう。
それでも春は良い季節だと思います。
力を与えてくれますからね。
春は午睡に最適な季節ですよね。花粉さえ舞わなければ。