新たな728日目
「分かった。きみがそっちのほうがいいと云うのなら、仕方がない。そっちに行けばいい。でもぼくは曲げない。ぼくの思ってるほうに進ませてもらうよ」「ジェイク、話し合う余地はないの?じっくり時間をかけてこの問題を解決する方法ってないのかしら?」「この問題が起こったのは今度が初めてじゃないよ。その度に、どちらかが折れるか、権利を放棄してその場に留まって、相手だけが望む方向に進んできたじゃないか。ぼくたちも自分の望む道をそうやすやすと変えられない年齢になってきたのさ」「でも、どちらかが折れればいいことじゃない」「そう云うなら、きみが折れればいいじゃないか。それなら何の問題もなく、今まで通りにできるさ」「そうは云っても、いつもわたしが折れるのじゃあ、不公平だわ。そうでしょう?」「だから、お互いが思ってる方向に進めばいいって云ってるじゃないか。こんなことで毎回揉めるのはもう嫌なんだ」「そう、そこまで云うのなら仕方ないわね。もう、おしまいよ。わたしもわたしの欲するままに決めさせてもらうわ。わたしはハヤシライス。もう一歩も譲らないわよ」「じゃあ、ぼくも云わせてもらうよ。断然カレーライス」「じゃあ、わたしはお好み焼き」「ぼくはもんじゃ焼き」「ミートソース」「ナポリタン」「きつねうどん」「もりそば」「あんた懲りないわね。親子丼」「カツ丼」「握り寿司」「握り寿司」「あら、どうしたの?同じ方向に進んじゃって?」「だって、ここはやっぱり握りでしょう」「まあ、接点があったのね。じゃあ、今日は一緒にお寿司屋さんへ行きましょうよ」「いいねえ。別の方向へ進むのはまたにしょう」「いいわ。わたしはまず、ヒラメを握ってもらおうっと」「え~っ、ぼくはマグロの赤身かコハダ」「まあ、いいわ。ここで云い合ってるとお寿司屋さんに行き着かないかもしれないから、カウンターに座ってから、好きなのを頼みましょうよ」「それがいいみたいだね。これで一丁あがり」
この記事へのコメント
自分の望む道をそうやすやすと変えられない年齢になってきたって、なんか深いセリフですね。。。
なにを言い合ってるのかと思ったら。。。
食べるものですか。
お寿司は意見が合うんですね。
どんなときでもお寿司と云えば、すんなり合意をみるのですよ。
トトパパさんファミリーはどうですか?
ふふ♪でも寄り添えたのですねぇ。。
そうなんです。たいていはわたしが折れているから何とか持ってるんですよ。
恵方巻、まるまる1本じゃあ、多過ぎますよね。納得です、
しかもお寿司で。
安心しました。(笑)
りうさんといつもの連れさんではいかがですか?
いつもの連れさんのお陰で、折り合いがついてるんじゃないですか?
あらら。